日本で唯一、エスプレッソビバーチェの焙煎豆エスプレッソを味わえる店 Cafe Elliott Avenue(カフェエリオットアベニュー)

こんにちは。ザ・ゲートホテル横浜のスタッフです。本日は、エスプレッソ専門店「カフェ エリオット アベニュー(Cafe Elliott Avenue)」をご紹介いたします。こちらのカフェは、アメリカで最高評価の焙煎豆に仕立て提供しているコーヒー店「エスプレッソビバーチェ(Espresso Vivace)」から、日本で唯一、その焙煎豆の取り扱いを許可された店です。シアトルの味そのままの最高級エスプレッソが味わえます。エスプレッソ好きな人はもちろんのこと、コーヒーに苦手意識のある人も、カフェエリオットアベニューのエスプレッソを一度飲んでみてください。

カフェエリオットアベニューの外観
場所は横浜人形の家1階。道路を挟んだすぐ向かいは山下公園です
カフェエリオットアベニューの内観。ショーケース
国内焙煎のコーヒー豆も評判が高く人気です。ビバーチェから空輸の焙煎豆とぜひ飲み比べしてみてください
カフェエリオットアベニューのソファー席
店内奥のソファー席。額装の写真はカメラマンの作品。エスプレソやラテを味わいながら、不定期の個展も楽しめるのです

“夢の豆”と評されるエスプレッソビバーチェのコーヒー豆

シアトルにあるエスプレッソビバーチェのオーナー・David Schomer(デビット・ショマー)氏が焙煎したコーヒー豆は、アメリカ全土で高く評価されています。全米No.1との呼び声もあり、世界のコーヒー愛好家に知られる存在です。アメリカのビジネスタブロイド紙では、氏が焙煎したコーヒー豆を“夢の豆”のタイトル見出しを付けて報じました。

“チェーン展開をしない” “門外不出”のこだわり

そんな氏のエスプレッソビバーチェですが、チェーン展開をしていません。氏が納得する品質を維持できるように、目が届く範囲内でエスプレッソを提供したいというのがその理由。職人気質なんですね。そのため、カフェエリオットアベニューが誕生するまで、氏が焙煎したビバーチェの豆は“門外不出”だったのです。

エスプレッソビバーチェのオーナーのデビット・ショマー氏
カフェエリオットアベニューのオーナーバリスタ夫妻が師事したのが、このデビット・ショマー氏。厳選コーヒー豆を卓越した技術で焙煎し“夢の豆”に仕立てます
シアトルのエスプレッソビバーチェから空輸した焙煎コーヒー豆
炭っぽさ、油っぽさ、えぐみのない、食べられる焙煎豆でした。過去に何度と試食しましたが初めての感覚でした。空輸後、2週間以内に使い切るそうです

日本初!エスプレッソビバーチェの豆で淹れたエスプレッソを提供

カフェエリオットアベニューのオーナー夫妻は、デビット・ショマー氏を師事し、エスプレッソビバーチェで腕を磨きました。氏に認められ、“ビバーチェスピリット”を胸にバリスタとして帰国。横浜でカフェをオープンし、現在に至ります。

シアトルから遠く離れた横浜に“門外不出”のビバーチェ豆提供について、さすがに難色を示されたのではないかと聞いてみました。ところが氏は申し出を好意的に受け止めて承諾してくれたそうです。さらに開業時にはシアトルから駆け付け、現在の店をご覧になられたといいます。これも夫妻が厚い信頼を得ていたからこそ。そのおかげで私たちはシアトルに足を運ぶことなく、ビバーチェの豆のエスプレッソを横浜で飲むことができるわけです。

LA MARZOCCO(ラ マルゾッコ)のエスプレッソマシーン
LA MARZOCCO(ラ マルゾッコ)のエスプレッソマシーン。分解して自分でカスタマイズできるよう学んだそうです
バリスタとして認められた証書
シアトルにあるエスプレッソビバーチェにおいてバリスタとして認められた証書。現在、オーナーバリスタ夫妻は国内大手飲料メーカー等の講師としても活躍しています

ビバーチェのコーヒー豆で淹れるカフェラテを注文!

エスプレッソビバーチェのコーヒー豆で淹れるカフェラテを注文しました。最初に豆をエスプレッソ用にひき20kg重の圧力をかけるのだそうです。しかもココ重要なポイントです。そのコーヒー豆をエスプレッソマシーンにセットして、抽出が始まります。
すると、トロリとしたエスプレッソがゆっくりとカップに落ちていきます。粘度を感じさせるほどの濃密さです。これまでこのようなエスプレッソは見たことがありません。

カップを満たした濃密なエスプレッソに、オーナーバリスタが美しいラテアートを描いてくれました。

ラ マルゾッコのエスプレッソマシーンから抽出されたエスプレッソ
まるで溶けたチョコレートを思わせるほどのトロリと濃いエスプレッソが抽出されるのです
エスプレッソにラテアートを描いているところ
普通では見られない表面張力!盛り上がった濃厚エスプレッソにミルクでラテアートを描いてもらいました

軽やかなコクと余韻、そしてミルクの甘みだけが口中に広がる極上ラテ

一口飲んで、二口目へ移るときに気付いたのは、一切の雑味が感じられないこと。飲んだ後の口臭も気になりません。エスプレッソとミルクが織りなす軽やかな甘みだけが心地よく口中に広がっています。キレとも少し違う、すごく自然で心地よい余韻です。体が素直に受け入れる感じ。本当に初めての感覚でした。

カフェエリオットアベニュー1番人気のカフェラテ
1番人気のカフェラテ。コーヒーのうま味、ミルクのきめ細かい甘み、香り、舌触り、飲み心地と余韻、そのすべてがパーフェクト

飲み進めてもカップの底まで残るラテアートは高品質で濃厚な証し!

ふとカップを見ると、エスプレッソの減少に比例してラテアートは小さくなったものの、絵のデザインは元の状態が保たれていました。濃密なエスプレッソがベースにあるからこそでしょう。オーナーバリスタ夫妻が惚れ込んだエスプレッソの素晴らしさ、その一端を共有した思いでした。

カフェエリオットアベニューオリジナルのカフェニコ
こちらはカフェニコ(Caffe Nico)と呼ばれるオリジナルドリンク。コク深めのエスプレッソとオレンジの組み合わせたもの。しっかりした甘みがありスイーツ感覚で楽しめます
カフェアメリカーノ
エスプレッソアメリカーノ。豆の味わいをダイレクトに楽しみたい方におすすめ。エスプレッソならではのコクと風味がありながらも後味すっきり。ゴクゴク飲めます

エスプレッソと一緒に自家製のラミントンはいかがでしょう?

皆さんは「ラミントン」をご存じですか? ラミントンとは、四角いスポンジケーキに、チョコレートアイシングやココナッツなどをコーティングした、オーストラリアやニュージーランドの伝統菓子です。カフェエリオットアベニューでは、抹茶やベリーなど、約4種類のフレーバーをご用意しています。すべてお店の手づくり。エスプレッソと相性抜群ですから、ぜひ一緒にオーダーしてください。

カフェエリオットアベニューの自家製ラミントン
カフェエリオットアベニューのラミントンは自家製。早くから売り切れのこともあります。見つけたら迷わずオーダーです!

【おすすめ】エスプレッソのおいしい楽しみ方!エスプレッソのカクテル

ウォッカやラムを加えた、エスプレッソのカクテルもおすすめです。日本人には少し馴染みの薄い組み合わせかもしれませんが、訪日外国人の方々はごく自然と楽しんでいるそうです。バーや居酒屋でカルアミルクを飲めるのですから、カフェでの本格エスプレッソのカクテルは当然アリですよね。オーナーバリスタはバーテンダーとしても凄腕!好みを伝えて、ぴったりの一杯を紹介してもらいましょう。気兼ねなく相談してみてください。

カフェエリオットアベニュー店内のチョークアートメニュー表
チョークアートのメニュー表。右上のシアトルの街の絵も雰囲気あります

横浜とシアトルの心を大事にしたカフェエリオットアベニュー

店名のCafe Elliott Avenue(カフェ エリオット アベニュー)の「Elliott Avenue」は、シアトルに実在する海沿いの通りの名称です。横浜とシアトルは昔から縁が深く、山下公園に係留されている氷川丸は横浜とシアトルとを結ぶ船として活躍しました。第一線を退くまでに太平洋を254回も横断したのです。山下公園にある未来のバラ園に咲くバラは、シアトルから贈られたバラが代替わりしながら今に続いています。そのバラは、シアトル在住の日本人会が寄贈した500本の桜木に対する謝意だそうです。

カフェエリオットアベニューの公式マーク中央に咲くのは、横浜とシアトルとを結んだ花「バラ」です。先端にはお互いを思い遣る“心”のハートが掲げられています。

オーナーバリスタ夫妻が愛して学び、そして横浜に持ち帰ったシアトルの本格エスプレッソ。カフェエリオットアベニューは、今日の横浜とシアトルとをつなぐ大切な鎹(かすがい)なのかもしれません。近くに遊びにきた際には、ぜひ立ち寄ってくださいね。

カフェエリオットアベニューのマーク
横浜とシアトルとの深い縁をも表しているカフェエリオットアベニューのマーク。込められた思いとエピソードが、また素晴らしいのです
カフェエリオットアベニューの店内(返却口)
ちょっとしたところに手づくり感。退店際に見つけた“山下公園ブレンド”気になります
カフェエリオットアベニューの外観別角度

▼SHOP DATA
店名: Cafe Elliott Avenue(カフェ エリオット アベニュー)
住所: 〒231-0023 横浜市中区山下町18 横浜人形の家1階
TEL : 045-664-5757
URL:https://www.elliott.jp/
営業時間: 11:00 ~ 18:00
定休日: 月曜日(祝日の場合は振替休日)

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