横浜人形の家 見どころご紹介

世界100カ国以上、1万点以上の人形を収蔵する博物館

こんにちは。ザ・ゲートホテル横浜のスタッフです。今回は横浜人形の家をご紹介いたします。横浜人形の家は、世界100カ国以上、1万点以上の人形を収蔵する人形専門のミュージアム。「見る」だけではなく、「触れて」「感じて」「遊べる」展示やイベントが随時あるため、いつ出かけても新たな発見があります。数多くの人形や資料を通して、世界各地の歴史・文化・風習等に思いを馳せ、楽しい時間を過ごしてください。アクセスは、元町・中華街駅から徒歩約3分、ザ・ゲートホテル横浜からは徒歩約5分です。

横浜人形の家外観
元町・中華街駅から徒歩約3分。山下公園からはポーリン橋を渡ってすぐの場所です

横浜人形の家 ご利用料金

入館料おとな(高校生以上)こども(小・中学生)
個人400円200円
団体350円150円

※企画展は別途観覧料が必要。                    

※シニア(65歳以上)は入館料が50円引き(年齢の確認できるものをご提示ください)。

※障がい者手帳をお持ちのご本人様と介護者様1名は、入館料が無料。                           

●ほか詳細は以下URLをご確認ください                  

横浜と人形との関わりを紹介するエリアのノスタルジックハーバー

横浜人形の家の入口は2階。入って右手に進むとチケット売り場があります。チケットを購入して順路に沿って進むと、最初に出迎えてくれるエリアが「ノスタルジックハーバー」です。開港以来、横浜が国際化していく経緯や人形を通じて日本と世界が友情を育んでいくエピソードを紹介しています。ケースには数体の人形を展示。1927(昭和2)年にアメリカから寄贈された「青い目の人形」、また日本からの答礼人形をも見ることができます。2027(令和9)年には、青い目の人形寄贈100周年記念イベントも計画されているそうです。

友情人形(答礼人形)の資料
日本とアメリカとの友情の架け橋にと、アメリカから12,739体、返礼として日本からは58体の人形が海を渡りました
アメリカからの友情人形と日本からの答礼人形
アメリカから送られた青い目の人形に対する“答礼人形(友情人形)”として、日本からは市松人形が送られました

人形から世界の風土を知ることができるワールドフェスティバルエリア

ノスタルジックハーバーエリアのすぐ隣は、大きく開けた空間です。そこは「ワールドフェスティバル」と名付けられたエリア。世界各国の民族人形と、日本全国の郷土人形が紹介されています。世界各国の民族人形はそれぞれの土地の材料を使い、その土地の人々の身体的特徴を人形として表しています。“カワイイ”や“おもしろい”だけではなく、各地域の風土や慣習を知るうえで資料的価値の高い展示です。

ワールドフェスティバルのエリア
日本各地をはじめ、世界五大陸の代表的な人形を見ることができます。文化や風土の特徴が色濃く出ています
南北アメリカ大陸の人形。画像は南アメリカ大陸の人形
こちらは南アメリカ大陸の人形たち。中央上段でタバコをくわえているのは日本でも人気のエケコ人形
ヨーロッパの人形
ヨーロッパの人形。表情だけではなく、髪の毛の色の違い、手の込んだ作りの民族衣装など、見どころたくさん
東北地方、北海道の人形。画像は岩手県、秋田県、山形県の人形
北海道・東北のエリア、画像中央上段は岩手県。米作地域らしく、藁(わら)を用いた人形が多い印象

人形と過ごした思い出をめぐるエリアのドールメモリー

2階と3階を結ぶ部分は「ドールメモリー」と名付けられたエリアです。各時代で流行した人形やおもちゃを振り返ることができる年表が示されています。見る人の年齢によって懐かしく思う時代が異なりますから、ご家族や世代の違う仲間たちと訪ねるとより面白そうです。人形だけではなく、パネルに写る子供たちの服装や髪型でも話に花が咲きそうです。

ドールメモリーのエリア
人形やおもちゃの発売年を時系列に追うことができる年表。画像右下の「キャベツ畑人形」のブームはいつ頃だったでしょうか?
ドールメモリーエリアと階段
2階から3階へ階段を昇るに従って時代を遡ります。子どもたちの髪型や洋服、表情に時代の移ろいを感じます

日本の人形と西洋の人形が出迎えるコレクションモールエリア

3階の「コレクションモール」エリアでは、日本の古典人形と西洋のアンティーク人形を見ることができます。青く輝く瞳とふっくらスベスベの頬、そしてきらびやかな衣装をまとった西洋アンティーク人形は目を奪われる美しさです。19世紀中頃のフランス・ドイツで制作されたビスクドールはファンも多く、取材日にも遠方から訪れたファンが見入っていました。

日本の技術と伝統が生み出した人形にも注目

また、ぜひ見ていただきたいのが人間国宝・平田郷陽(ひらたごうよう)の作品。顔の表情、指・手の角度、姿勢、そして髪の毛一本に至るまで実に精巧で、心の様子までもが伝わってくるようです。ほかにも江戸時代中期に誕生したといわれる御所人形(ごしょにんぎょう)、江戸時代後期の雛道具「御殿飾り(ごてんかざり)」が展示。当時の技術と、人形をつくる思いの一端を見て感じることができます。 さらにその奥に進むと、さまざまなテーマの企画展を開催する「企画展示室」があります。どんな企画展が行われているか、横浜人形の家ホームページをチェックしてくださいね。

日本の人形コーナー
日本の人形コーナー
御所人形
江戸時代中期に生み出された御所人形。3~4歳の男児を約3頭身にかたどり、全身を白塗りに磨き上げているのが特徴です(このコーナー展示は2025年5月25日まで)。
人間国宝・平田郷陽 「粧ひ(よそおひ)」
人間国宝・平田郷陽 作の「粧ひ(よそおひ)」。表情や髪だけではなく、手の動きや体の線まで写実的で迫真
西洋の人形コーナー
西洋の人形コーナーには、19世紀のビスクドールなどが展示されています
西洋アンティークドール
西洋アンティークドールファンには垂涎の空間かもしれません

おみやげ探しに最適なショップと、日本唯一のコーヒーを味わえるカフェも注目!

1階には「ミュージアムショップ」と「Cafe Elliott Avenue(カフェ エリオット アヴェニュー)」が併設されています。

ミュージアムショップでは、オリジナルグッズ、インテリア小物、ギフト雑貨、さらには横浜人形の家の企画展に合わせた限定グッズなどが購入できます。

カフェ エリオット アヴェニューでは、シアトルにある世界的に有名なカフェ「エスプレッソ・ビバーチェ」のオーナーが焙煎するコーヒー豆を使用したエスプレッソを味わえます。なお、エスプレッソ・ビバーチェのオーナー焙煎の豆を取り扱いするのは、日本ではこのお店だけ!貴重な一杯を味わってください。

横浜人形の家の1階にあるミュージアムショップ
ミュージアムショップ。横浜人形の家の企画展に合わせたグッズも並んでいるので要チェック!
横浜人形の家1階にあるCafe Elliott Avenue(カフェ エリオット アヴェニュー)
カフェ エリオット アヴェニューは、シアトルにある「エスプレッソ・ビバーチェ」のオーナーが焙煎したコーヒー豆のエスプレッソを日本で唯一味わえるカフェです

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