カップヌードルミュージアム 横浜 [安藤百福(あんどうももふく)発明記念館 横浜] ガイド

カップヌードルミュージアム 横浜とは

こんにちは。ザ・ゲートホテル横浜のスタッフです。今回は「カップヌードルミュージアム 横浜」をご紹介いたします。このミュージアムでは、世界最初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明した安藤百福(あんどうももふく/日清食品創業者)氏の生涯と新しい食文化を創造した氏の「クリエイティブシンキング(創造的思考)」をユニークな展示や楽しいアトラクションを通じて学ぶことができます。 “見て・触れて・遊んで・食べて”が楽しめる体験型食育ミュージアムです。

カップヌードルミュージアム 横浜の入口 外観
茶色い大きな四角の建物のカップヌードルミュージアム。向かいは横浜ワールドポーターズと、よこはまコスモワールドです

カップヌードルミュージアム 横浜の入館料と各種アトラクション料金

入館料大人(大学生以上)高校生以下
 500円無料
チキンラーメンファクトリ中学生以上小学生
 1,000円600円
マイカップヌードルファクトリー1食 500円
カップヌードルパーク1回(30分) 500円

※上記料金には消費税が含まれています。
※上記以外の展示やアトラクションの利用料は無料です。
※NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-でのお食事は飲食代金が必要です。
※本情報は2025年4月15日現在のものです。

真っ白な大エントランスからクリエイティブシンキング体験の旅がスタート

取材当日は、幾つもの児童・生徒の団体と出会いました。課外授業の一環で訪れる学校が多いそうです。受付は1階で行います。真っ白な壁と高い天井、美しいフローリングの階段が印象的なエントランスです。ここから安藤百福氏のクリエイティブシンキングに触れるアトラクションへの旅が始まります。受付右側のミュージアムショップは、帰りに寄ることとしましょう。

カップヌードルミュージアム 横浜の1階エントランス
高い天井と真っ白な壁面が印象的な1階エントランス。階段を上った右奥は上階へとつながっています

新しい食の在り方“インスタントラーメン”の歴史を学べる2階フロア

インスタントラーメン誕生の物語と歴史、そしてインスタントラーメン生みの親である安藤百福氏のクリエイティブシンキングなどが学べるフロアです。インスタントラーメンを国民食にまで昇華させた努力と情熱に、ぜひ触れてみてください。

タテ・ヨコ・ナナメから見る
このカップヌードルのオブジェは、さまざまな視点による発見の大切さを表現しています。隠れているキーワードが見つけてみてください

思い出のパッケージがきっと見つかるはず!「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」

1958年販売のチキンラーメンを起点に、これまで販売された約3,000点のインスタントラーメンのパッケージが展示されています。「昔、これ好きだったな」「初めて見た」など、一つひとつ、つい見入ってしまうはず。私たちの生活とインスタントラーメンがどれだけ密接な関係かを再確認できる場でもあります。ちなみに現在、日本国内だけでも年間800種類のインスタントラーメンが新しく生まれ、販売されているそう。1日2種類以上の計算です。

インスタントラーメン ヒストリーキューブ
日清食品グループを中心に、他社のインスタントラーメンも展示。改めて見ると、どのパッケージもデザイン性が高いことに気づきます
インスタントラーメンの始まりは1958年誕生のチキンラーメンから
1958年発売のチキンラーメンがインスタントラーメン史の始まり。パッケージを見て味の記憶はもちろん、CMまでも思い出されます

インスタントラーメン市場拡大も百福氏のおかげ!? 要必見の「百福シアター」

「MOMOFUKU TV」と題したCGアニメーションを通して、インスタントラーメンの発明に情熱を注いだ安藤百福氏の生涯を学べるシアターです。クリエイティブシンキングの原点となる6つのキーワードを分かりやすく解説してくれます。

私が特に感銘を受けたのは、安藤百福氏が高品質のインスタントラーメン製造方法を競合他社に惜しみなく披露をして、業界全体の底上げを図ったことです。百福氏の“英断”なくして、今日のインスタントラーメン業界の発展は考えられないと感じました。上映時間は約14分です。

百福シアター
発見、発想の転換、ゼロから創造して完成へと導く楽しさ、インスタントラーメン販売後の想像もしなかった展開など、テンポよく物語が続きます

安藤百福氏がインスタントラーメンを発明した小屋を忠実に再現「百福の研究小屋」

世界で初めてのインスタントラーメン「チキンラーメン」が生まれた、百福氏の研究小屋が忠実に再現されています。小屋の中に入ることができますので、インスタントラーメンを生み出すための道具・設備をご覧になってください。決して特別な道具・設備はありません。「アイデアと取り組む情熱の大切さ」。この研究小屋にはそんなメッセージが込められているのだそうです。

百福の研究小屋
インスタントラーメン開発の研究小屋は、安藤百福氏の自宅裏にあったそうです。この一角だけ、今も1950年代当時の日本の空気感が残っているようでした
百福の研究小屋内観。チキンラーメンはここから生まれました
ごく一般的な家庭で使うような調理道具を用いて開発をしていたようです
「薄く広げて干す」「一人前分を丸めて干す」など、さまざまな方法でインスタント麺の乾燥や開発に尽力しました。これはその試行錯誤の様子を表しているのだそうです
麺を油で揚げる。瞬間油熱乾燥法の原点です
麺を油で揚げることで麺の水分が飛んで乾燥麺ができるうえ、保存が利くことに着目したそうです。天ぷらがヒントだったそう。これこそ瞬間油熱乾燥法の原点です

「クリエイティブシンキング ボックス」と「安藤百福ヒストリー」

百福の研究小屋を見終えて、さらに進んで行くと、クリエイティブシンキング ボックスと安藤百福ヒストリーの展示コーナーにたどり着きます。誰も考えなかったアイデアを実現してきた安藤百福氏の発想や、人生のすべてを”食”の創造に捧げてきた足跡をたどります。

世界初のカップ麺・カップヌードルを発明した当時、安藤百福氏は61歳。クリエイティブシンキング&百福語録をたどって、いい刺激を受けてください
「あったらいいな」の思いから生まれたインスタントラーメン。ここが原点です
安藤百福氏のクリエイティブシンキング(創造的思考)の原点となる6つのキーワードを示しています

「マイカップヌードルファクトリー」でオリジナルのカップヌードルを作ろう

3階のマイカップヌードルファクトリーは、世界で一つだけのオリジナルのカップヌードルを作ることができる工房です。工房内の自動販売機で購入したカップに絵を描いたり、好きな言葉を書いたり、自由にデザインできるのです。

マイカップヌードルファクトリー
カップヌードルファクトリー利用券つき入館券は、カップヌードルミュージアム 横浜公式Webサイトで事前に予約購入できます

世界に1つだけのカップヌードル作り

デザインしたカップを持って、スタッフの居るカウンターへ向かいましょう。カップが逆さまになり、麺の上からセットする工程、4種類あるスープから好みの味を選ぶ工程、12種類の具材の中から4つのトッピングを選ぶ工程、フタをする工程、カップヌードルの包装のシュリンク包装する工程を経て、オリジナルカップヌードルの完成です。百福シアターの上映を見ると、この製造工程の理解がより深まります。 最後はエアパッケージにポンプで空気を入れ、パッケージに紐を通しましょう。

自動販売機からカップを購入します(1食500円)。なお入場は当日配布の「整理券」または事前予約「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」が必要です
製造年月日を記入します。本カップヌードルは賞味期限1カ月。忘れないで期限内に食べてくださいね
好きな絵や文字でデザインしましょう。備え付けのペンは色が豊富。シンプルに大きく描いた方が“映え”そうです
世界で唯一つ、自分だけのカップができあがり
ひよこちゃん完成! 日付もしっかり記入しています。ではこのカップを持って次の工程へ進みます
カップに麺を入れます
正確に麺をカップに収めるには、麵をカップに落とし入れるのではなく、麺にカップを被せます。百福氏の「逆転の発想」です。この体験ではハンドルを回して麺をカップに入れます
カップヌードル、カレー、シーフード、チリトマトの中から好きなスープ1種類を選びます。その次は12種類のトッピングから4種類を選択。組み合わせは5,460通りにもなるそうです
自分好みのカップヌードルの味が完成
シーフードを味のベースに、カニ風味カマボコ、ネギ、タマゴ、ひよこちゃんナルトを載せて味の完成!あっ、謎肉を忘れていました(汗)
ふたを付ける工程です。食べ物のため、ノリを使わずに熱と圧力だけで貼り付けるのだそうです
カップをフィルムでラッピングします。熱を利用してピッタリと包む「シュリンク包装」です
フィルムがラッピングされて出てきました。この技術もカップヌードルが業界初だそうです。ラッピングの有無で安全性を確認できて衛生的。うれしい技術です
作ったマイカップヌードルは、専用のエアパッケージに入れて持ち帰りましょう。パッケージに空気を入れて膨らませ、隅にひもを通して出来上がりです
ミュージアムの外でもこのエアパッケージを肩に掛けて歩いている人が大勢います。マイカップヌードルファクトリーは横浜観光の定番スポットのようです

マイカップヌードルファクトリー体験について

料金:1食500円(税込)

所要時間:45分(目安)

体験方法:当日配布の「整理券」または事前予約「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」が必要

「チキンラーメンファクトリー」で、こねて味付けをしてチキンラーメンを作ろう

チキンラーメンファクトリーは、自分で手を動かしてインスタントラーメン作りを体験できる工房です。小麦粉をこねて、製麺機でのばし、ザルに入れて蒸して、油で揚げる「瞬間油熱乾燥法」までを体験できます。作ったチキンラーメンを持ち帰って、自分流の楽しみ方で味わいましょう。

インスタントラーメン発明の原点を体験してみましょう!
チキンラーメンファクトリー内観
この体験ではチキンラーメンそのものを作るだけではなく、パッケージも自分流にデザインできるのです。さらに参加者全員「ひよこちゃんバンダナ」の土産が付きます
体験で使う製麺機。小麦粉を練って、生地を薄く伸ばして、麺状に成型。工程を経るごとにラーメンの麺へと成型されていくのが、また楽しいのです

チキンラーメンファクトリーの体験について

料金:中学生以上1,000円、小学生600円

     ※入館料別

所要時間:90分

体験方法:予約が必要。個人での事前予約は公式サイトまたは電話で受付。21人以上の団体の場合は電話でのみ予約受付

お腹が空いたら4階へ!8カ国の麺を味わえる「NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-」

安藤百福氏が麺のルーツを探す旅の途中で出合った麺料理を味わえるフードアトラクション。蘭州牛肉麺、フォー、トムヤムクンヌードル、パスタ(スパゲティ)など、提供している麺料理は計8種類です。

※8種類の麺料理はインスタントラーメンではありません

東南アジアから南アジアで広く利用されている三輪タクシー「トゥクトゥク」が目印。百福氏が麺ロードで出合った味を楽しんでみましょう
アジアのナイトマーケットをイメージした空間に仕立てられています。雑多な見せ方まで再現性の高さを感じますね
券売機で食券を購入して、目当ての店で麺料理を受け取ります。どの麺料理もハーフサイズなのは、一人で幾つも試せるようにとの配慮から。価格もリーズナブルです
フォー (ベトナム)
【フォー (ベトナム)】
魚を原料にした調味料「ヌクマム」と香菜が味の決め手。牛肉と野菜の味もマッチしています
ミニチキンラーメン (日本)
【ミニチキンラーメン (日本)】
こちらはインスタントラーメン。8種類の具材から2種類を選べます。画像は青ネギとたまごです
謎肉丼
【謎肉丼】
たっぷりの”謎肉”とごはんの夢のコラボレーション!土日祝のみ1日29食限定です

自分がインスタント麺になって出荷までを体験できる「カップヌードルパーク」

NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-の隣に、カップヌードルパークはあります。ここを利用できるのは、3歳以上・小学生以下の子どものみ。自分がカップヌードルの麺の役になって、製麺されるところから出荷までの工程を体験します。

カップヌードルパークは、NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-の左隣です
黄色のネットを登って麺になった自分が伸ばされたり、ヴァーチャルフライヤーで揚げられたり、カップヌードルが出来るまでを遊びで体験。子どもが主役のコーナーです

カップヌードルパークの体験について

年齢制限 : 3歳以上、小学生以下(身長90cm以上)

料金:1回 500円

     ※入館料別

所要時間:30分間 (利用時間 25分間)

4階ウッドデッキ
カップヌードルパークとNOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-の向かい側は、広いウッドデッキです。横浜港を一望できる人気のビュースポットでもあります

お土産探しに必ず立ち寄りたい!限定グッズもいっぱいの「ミュージアムショップ」

1階入り口すぐの場所にあるため、到着早々、皆さん気になっているはず。このミュージアムショップでは、カップヌードルミュージアムならではのオリジナルグッズや、限定グッズが購入できるのです。友人や家族へのお土産にもいかがでしょうか。

ミュージアムショップ
ミュージアム利用でなくても無料で入店できるのがうれしいですね
ミュージアムショップの商品。0秒チキンラーメン
湯をかけずにそのまま食べられる「0秒チキンラーメン」や「チキンラーメンまんじゅう」「チキンラーメンサブレ」など、愛らしいパッケージでおいしそうな商品が豊富にありました
注目はそれだけではありません。ソックス、ハンカチ、ぬいぐるみ、キーホルダー、文房具など、ひよこちゃんの魅力的なグッズはまだまだあります。帰りは大荷物になりそう

カップヌードルミュージアム 横浜へのアクセス方法

カップヌードルミュージアム 横浜へのアクセス方法を紹介いたします。なお、土日祝は駐車場および周辺道路の渋滞混雑が予想されます。駐車場は利用台数に限りがありますので、車利用の場合は必ず周辺の有料駐車場をチェックしておきましょう。公共交通機関のご利用がおすすめです。

カップヌードルミュージアムへのアクセスマップ

カップヌードルミュージアム 横浜の最寄り駅は2つ

最寄り駅は、みなとみらい線「みなとみらい駅」と「馬車道駅」の2駅です。どちらの駅からも徒歩8分です。

みなとみらい駅からカップヌードルミュージアム 横浜へのアクセス

「みなとみらい駅」5出口地上に出ると目の前は「けやき通り」です。道なりにパシフィコ横浜方面へ直進。国際大通りの横断歩道を渡って右折します。道なりに進み国際橋を渡ると右前方に大観覧車・コスモロック21が見えます。「カップヌードルミュージアム 横浜」はその斜め向かいの茶色の建物です。

みなとみらい駅5a出口地上を出て右方向へ。写真の案内板を参考にパシフィコ横浜方面へ向かいます
正面の建物がパシフィコ横浜です。横断歩道を渡ったら右折します。この大きな道路は横浜臨港幹線道路です
国際橋とコスモロック21大観覧車
パシフィコ横浜を左手にして直進すると国際橋です。前方に見えるのはコスモロック21大観覧車。その斜め向かいが目的地のカップヌードルミュージアム 横浜です

馬車道駅からカップヌードルミュージアム 横浜へのアクセス

「馬車道駅」4出口地上に出ると目の前は「新港第7号線」です。横浜第二号同庁舎の前を道なりに万国橋方面へ。万国橋では左側に横浜ワールドポーターズや大観覧車・コスモロック21、みなとみらいの景観が見えます。更に直進して万国橋交差点を越えてサークルウォーク(歩道橋)を昇り、JICA横浜海外移住資料館の前を通る、横浜臨港幹線道路の歩道に降ります。JICA横浜海外移住資料館を右手側、横浜ワールドポーターズを左手側に見ながら直進。大観覧車・コスモロック21の斜め向かいの交差点手前にある茶色の建物が「カップヌードルミュージアム 横浜」です。

馬車道駅4出口地上に出て、横浜第二号同庁舎の前を通り、しばらくすると万国橋に出ます。橋の左手を向くと画像のように、みなとみらい方面を望めます
万国橋交差点を渡るとサークルウォーク(歩道橋)があります。画像左側位置のワールドポーターズにサークルウォークへの階段入り口があります
サークルウォーク(歩道橋)を渡ってカップヌードルミュージアム 横浜へ
サークルウォークで道路を渡ると海外移住資料館に下り階段があります。そこから降りて右折、道なりに。コスモロック21大観覧車の斜め向かい目的地のカップヌードルミュージアム 横浜です

【電車の場合】

JR/市営地下鉄

・桜木町駅から徒歩12分

みなとみらい線

・みなとみらい駅から徒歩8分

・馬車道駅から徒歩8分

※所要時間は目安です。運行状況や乗り継ぎ等により異なります

【バスの場合】

連節バス BAYSIDE BLUE(横浜市交通局)

・横浜駅前(東口バスターミナル)からカップヌードルパーク・ハンマーヘッド入口下車徒歩3分

■ カップヌードルミュージアム 横浜 アクセスはこちら

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