45年以上受け継がれた味「ちゃんこ 巴潟(ともえがた)」

こんにちは。ザ・ゲートホテル両国のスタッフです。今回は私たちスタッフ一押しのちゃんこ屋さんである、「ちゃんこ巴潟」をご紹介いたします。

ちゃんこ初心者も安心!「ちゃんこ巴潟」

お店(新館)の外観。入り口には、カラフルなのぼりとメニューのディスプレイが。

両国といえば”相撲”、そして”ちゃんこ”というイメージが強い方が多いのではないでしょうか。両国エリアには名店がいくつも立ち並んでおりますが、どこに行こうか迷ってしまったら、まずはこちらの「ちゃんこ巴潟」を訪れてみてください。

「お値段が張るようなメニューしかないのでは?」「一人では入りづらそう…」そんな不安を持つ方でも大丈夫です。「ちゃんこ巴潟」では、ランチでお手頃なメニューもありますし、老舗ながら一人の方でもフレンドリーで入りやすい雰囲気で、ザ・ゲートホテル両国のスタッフもよく訪れています。

お店へのアクセス

ザ・ゲートホテル両国からは、歩いて6分ほど。電車でお越しの場合は、JR総武線「両国」駅西口より徒歩2分、都営大江戸線「両国」駅A4出口より徒歩8分です。

こちらは本館、元友綱部屋で、以前は土俵もあったそうです。

ちゃんことは?

そもそも「ちゃんこ」とは、力士が食べる料理を総称した言葉だそうで、鍋物に限らず、大皿料理なども指します。その中でも、肉や魚、野菜たっぷりで栄養バランスのとれた「ちゃんこ鍋」は、力士の方々の大きな体を作り上げるのにぴったりの料理でした。さらに、調理しやすく経済的、大人数で食べられ、同じ釜の飯を共にすることでの連帯感にも繋がり、相撲部屋での定番料理として普及したそうです。

店内には、力士の手形や、番付表も。相撲好きにはたまらない空間です。

ちゃんこ巴潟の歴史

ちゃんこ巴潟は、「弾丸」と呼ばれた名力士・巴潟(9代目友綱親方)が、次男で2代目店主(初代社長)の工藤健次の熱意に後押しされ、1976(昭和51)年の引退後に創業した老舗です。友綱部屋の伝統の味を守りつつ、新しさを求め続け、妥協なくこだわりぬいた味わいで、今も多くの人を魅了し続けています。

店内の一角には、友綱部屋の元大関・魁皇(かいおう) に巴潟が贈り、実際に使っていた化粧まわしも見られます

お席は各種用途に対応 

ちゃんこ巴潟は、新館と向かいの本館に分かれています。ここでは、新館でご利用できるお席をご紹介します。

4Fには、堀りごたつやテーブル席の個室が複数あり、接待や記念日、ご家族でのご利用など、様々なシーンに活用できます(お一人様、お部屋代が1,000円要)。

3Fは畳敷きのイス席で、30名と26名のお部屋に分かれており、繋げると大人数での宴会も可能だそうです。

2Fは全席テーブル席で席数も多く、しっかりとパーテーションで感染症対策もとられています。

老舗の味わい

45年以上受け継がれる巴潟のスープ

ちゃんこの命ともなるスープには、想像を超えるこだわりがあります。毎朝届けられる40kg以上の新鮮な国産の鶏ガラをきれいに丸洗いし、毎朝6時から8時間以上かけて煮込んでいます。何度もアク取りを繰り返し、透明度を増したスープは、決まりきったレシピ通りに作ればいいわけではなく、その日の材料や気候によって微妙に味付けを変えているのだそうです。

職人技の光る名物・いわしつみれ

そんなスープと同様にこだわりぬいているのが、職人が手作りするいわしのつみれです。

毎朝豊洲市場から板長が仕入れるいわしは、中性脂肪や悪玉コレステロールの低下など、健康効果の高い青魚として知られています。つみれが相撲で勝ちを表す「白星」を連想させることから、験担ぎとしてちゃんこに入れられるようになりました。お刺身にも使えるような新鮮ないわしだけを厳選し、職人が一匹ずつ時間をかけて丁寧に三枚おろしにした後ミンチにし、独自の繋ぎで優しく練ることで、ふわふわのつみれが出来上がるのだそうです。

ちゃんこ巴潟の4大ちゃんこ

ちゃんこ巴潟には、深いコクと上品な味わいが詰まった秘伝のちゃんこが、主に4種類あります。その日の気分で注文してみてください。

太刀山ちゃんこ:友綱部屋・第二十二代横綱である「太刀山」にちなんで名づけられた、絶妙な甘さがたまらない醤油味。

国見山ちゃんこ:友綱部屋・大関だった「国見山」にちなんでつけられ、名物のいわしつみれをふんだんに用いた塩味。

矢筈山ちゃんこ:友綱部屋・小結の「矢筈山」にちなみ、あじつみれと魚介類を特製ポン酢で味わう水炊き風。

巴潟ちゃんこ:40年来のこだわり秘伝みそ味。日本全国から選りすぐった京都の白味噌、仙台の赤味噌、北海道の赤味噌、信州の甘口白味噌をブレンドしています。また、具材に魚貝類をたっぷりと用いています。

日替わりちゃんこ付き御膳をいただきました

今回は、日替わりちゃんこのついた「弾丸御膳」(2,310円)をいただきました。こちらは、季節の彩り5品・お刺身・季節の料理・季節の混ぜご飯・水菓子、と豪華な品揃えになっています。

火曜日でしたので、日替わりちゃんこは一番人気の「豚みそちゃんこ」でした。じっくり煮た白菜と柔らかい豚肉がたっぷりで、4種類の味噌の香りが食欲をそそり、心の底からホッと温まる味です。

この日替わりちゃんこ、いつ来てもハズレはありません。ボリュームは多めですが、優しい味わいなので、重くなく最後まで美味しくいただくことができます。

見た目も美しい焼き物やお刺身

そして、ちゃんこ鍋だけじゃなく、お刺身や天ぷら、鳥つくねなど、他の和食料理も絶品です。一つ一つが丁寧に手作りされているのが伝わります。

昼食メニュー  日替わりちゃんこ付きの御膳、昼会席コース、女子会コースもあります。
夕食メニュー 自慢の4種類のちゃんこはもちろん、お一人様用の「ちゃん個鍋」のご用意もあります。(夕食メニューは昼でも注文可)

また、入り口付近にはお土産品の販売もあります。

友綱親方直伝のお惣菜味噌「力士味噌」の他、お持ち帰り用のちゃんこセットもあるため、ご自宅でもみんなで楽しみながら召し上がれます。

ぜひ、私たちのおすすめのちゃんこを味わいに行ってみてください。

SHOP DATA

  • 店名 ちゃんこ巴潟
  • 住所 130-0026 東京都墨田区両国2-17-6 
  • TEL 03-3632-5600
  • URL https://www.tomoegata.com/
  • 営業時間 火〜金  11:00〜15:00(L/O 14:00)
              17:00〜22:00(L/O 21:00)
         土日祭日 11:30〜15:00(L/O 14:00)
              16:30〜22:00(L/O 21:00)
  • 定休日 月曜日・年末年始 ※両国国技館で大相撲開催時は月曜も営業

*営業時間、休日など、最新の情報は直接、お店にお問い合わせください。

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